組み合わせの積の総和
数式で説明しようとするとなんか詰まったので書き残し. 次を示す.
気持ちは 個から 個選ぶ組み合わせの総数は, 最初の 個から 個選び残りの 個から 個選ぶ組み合わせを考えて, を で走らせて和を取ればよい, というもの. 組み合わせの定義 に基づいて帰納法でやろうとしたがうまくいかなかった. 二項定理 を用いるとうまくいった...不思議. (二項定理の証明について気になる方は次などを参照:二項定理の意味と係数を求める例題・2通りの証明 | 高校数学の美しい物語)
次のように に対し, を考えて二項定理を適用する:
一方,
よって における の係数比較をすれば が導かれる. への変形途中での和の順序交換がポイント.
このやり方は「全体和で一致するから各項を比較すれば示したい等式が成り立つ」という流れであり, 最初から各項の係数部分 (すなわち ) を考えた時に帰納法などでうまくいえるのか分からない. もしご存じの方いたらコメントください.